やぶくみこ Kumiko Yabu
作曲家/打楽器演奏家。1982年岸和田生まれ。京都在住。
2010年英国ヨーク大学大学院修了(コミュニティミュージック)。ジャワガムランを中心に様々な楽器を用い、本来持つ響きや音色、演奏する空間を生かした作品を提示。
近作にワークショップ参加者と共同作曲した「きく、つかむ、はなつ」(鳥取ホスピテイル)、宮沢賢治作/平田オリザ演出「ロボット版 銀河鉄道の夜」では音楽全編をジャワガムランで作曲。グンデルによるソロ曲を収録したCD「星空の音楽会」を発表。
京都にて、即興をベースにしたガムラングループ “スカルグンディス”を主宰している。
かなもりゆうこ Yuko Kanamori
美術作家。1968年神戸生まれ。京都在住。
身近な身体や事物と関わりながら、映像や様々な素材を用い、インスタレーションを中心に作品を発表している。
近作に「トショモノ」「Memoriae─メモリエ」、映像作品「アルファベータ・オブ・アカンサス」「手の物語」、パフォーマンス演出に「失われた島への到着の仕方」「What is the Name of This Book?」「Paper Lovers」など。 著書に『ヴァリアント』。
今回は、作品の残布・残糸を使用した日々の手遊びとしての紐状のドローイング《コルデウ》のシリーズを主に用いる。宣伝美術・茶事・衣装など、アートディレクションも。
Profile
松澤佑紗 Yusa Matsuzawa
箏曲家。1990年生まれ。滋賀県出身。
東京藝術大学大学院修士修了。卒業時、代表生徒として宮内庁主催御前演奏会出演(於:皇居桃華楽堂)。IMF世界銀行総会、外務省日露青年交流事業日本代表として選出・派遣される。2015年より世界経済フォーラム(通称ダボス会議)グローバルシェイパーズに選出されるなど東京を拠点として国内外問わずに活躍。箏の演奏で参加した映画に、深田晃司監督、「淵に立つ」(10月上旬全国ロードショー) 。また、現代音楽家との楽曲や即興の共演も。
柔軟で豊かな感性を持ち、美しく研ぎ澄まされた音色を奏でる、新しい世代の邦楽家。
〈ゲスト〉
Photo: Yuko Kanamori